独断と偏見の映画評 100
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★★★★・・・絶対見るべし
★★★・・・一見の価値あり
★★・・・悪くはないけれど・・
★・・・私は薦めない
☆・・・おまけ
※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。
記念成すべき、100回目です。
【しあわせのパン】
残念ながら、高知では公開されていません。大阪で観てきました。
大泉洋と原田知世が夫婦役?だいぶん歳の差があるはずなんだけど・・・・
と思うもつかの間、映画の独特なムードに乗せられて、そんなことどうでもよくなりました。
「めがね」や「かもめ食堂」、「食堂かたつむり」のようなテイスト。
違うのは、男が主人公に居ること・・・。
北海道の洞爺湖のそばにある、パン屋さんのカフェには、いろんな人が集まります。
みんな「いい人」ばかりです。でも、その分なにか心に痛みを背負っています。
それを癒していくのが、焼きたてのパン。とても美味しそうなパンは「しあわせ」を運びます。
夏の客、秋の客、厳しい冬の客、と3章あって、エンディングは春・・・
優しさは、人の傷みがわかる人だけに与えられるという実感が涌くような映画です。
語り手が誰だったのか、最後に分って、ますます「ほっとする」映画です。 ★★★
【ゴーストライター】
あたご劇場で上映中。~3月2日。
上映時間 毎日12時~、14時25分~、18時~ の3回です。
「戦場のピアニスト」でアカデミー賞を総なめにした、ロマン・ポランスキー監督が80歳とは思えない
パワーで、ぐいぐい押し切る超ど級ミステリー・サスペンスの傑作です。
元英国首相の自伝の執筆を依頼されたゴーストライターは、
前任者の不可解な市の謎に直面し、その謎を追いかける羽目になる。
ゴーストライターという仕事の裏側を見られることが、一つの愉しみ。
そして、政治手腕が大したことなしと言われながら、首相に選ばれた謎を知る過程がすごい。
否応なしに巻き込まれていく様は、まさしくサスペンス映画の教科書の様です。
俳優も、元首相に元007のピアース・ブロスナン、ゴーストライターにユアン・マクレガー、
女優陣も充実で、時間を忘れるほどのスリリングな展開です。
キネマ旬報誌で、去年の外国映画第一位なっただけのことはあります。ついぞ、2回見てしまいました。
(あたご劇場は、入れ替えなしですから、ね)
ぜひ見ていただきたい1本。傑作です。 ★★★★
【TIME】
もとのタイトルは「イン・タイム」つまり、「時間内に」ということ。
人間は25歳まで育つと、成長が止まり、そこからは時間を買えたものだけが生き残り
貧民たちは、1日を時間のために働き、安い賃金で搾取されている。
最初は、この設定に「馬鹿らし・・」と思いながら見ていましたが
時間=見えないお金、いまの電子マネーや、カードのように「見えないお金」に縛られている
現代人であるわれわれの生態を、面白く比喩し、富豪と貧民の対比も生活感がよくわかり
「ああなるほど・・・」と思うようになります。
富豪の娘わさらい、逃避行を始めるあたりから快調さは増して、ノンストップで
未来版「ボニー&クライド」になっていくまでの過程を軽快に描きます。
大ヒットらしいですね。それもそのはず。109分があっという間なのです。
見てみてください、損はありません。 ★★★
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by lawrence1107 | 2012-02-23 00:22 | 映画マイラブ