読書日記 2011.05.31
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5月も今日で終わりですが、天気も良く元気にやっていきましょう。
5月は「10冊一気読み」の半数以上が終了し、何冊かご紹介したい本がありました。
本の場合は、映画よりも当然選択肢が多いのでジャンルが偏ることはご了承ください。
『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』
あのころはこどもが小さかったせいか、明徳が甲子園で試合をしているときは、
いつも旅行中で、なぜか車の中のラジオで中継を聞いていました。
この試合の時は小豆島を旅行していて、ラジオの中継でアナウンサーが
「またも敬遠か、松井。ランナーなしでも敬遠!!」
解説者は「勝負してほしいですねぇ。これでは松井君もかわいそうですよ」
というような実況を聞いた記憶があります。
結果5打席全部敬遠。そして試合では星陵のほかの選手が打てず
明徳義塾に敗戦という結果に、日本中が明徳を悪者にしたり、
高校野球とは何か、という論議を醸し出したりという社会問題になった試合でした。
それから10年。明徳は悲願の夏の甲子園優勝を遂げました。
そこから、著者・中村計さんのインタビューの旅が始まります。
一つのことから、これだけのものの見方が出来、関係者に及ぼした
その後の人生にまで踏み込んだルポは珍しいと思います。
明徳の馬渕監督とは、写真を撮ってもらったこともある関係から興味津々で読み進めました。
答えはない。高校野球は勝負なのか、高校生教育なのか、永遠に・・・。
読み応え抜群。新潮文庫から500円。
『人生はすべてスクリーンから学んだ』
人気漫画家・弘兼憲史さんの映画エッセイ。
いや、エッセイというより、偏愛映画について語ったというべき代物。
取り上げられた映画は、ほとんど有名なものばかりで、
「アラビアのロレンス」「ゴッドファーザー」「ローマの休日」「2001年宇宙の旅」
「明日に向って撃て!」「男と女」「ディア・ハンター」「卒業」「未知との遭遇」
「エクソシスト」「砲艦サンパブロ」「ガープの世界」「戦場にかける橋」「危険な情事」
「シャイニング」「荒野の七人」「ロシアより愛をこめて」「アパートの鍵貸します」
「夜の大捜査線」「シンドラーのリスト」と続きます。
長い映画好きなら、全部見ているという人もいるでしょう。
僕も17本見ています。
1本1本に、どう影響されたか。場合によってはあの映画のこのシーンを
「この漫画で使わせてもらった」とシーンを引用して語っているところもあります。
名作ばかりですが、好みや見方がとても僕と似ているので一気に行ってしまった本です。
巻末に、各映画についての弘兼解説がついているのも、面白い。
続編を読みたい読者は僕だけではないはず。
小学館文庫から、560円。
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by lawrence1107 | 2011-05-31 12:30 | 活字かつじ中毒