新潮文庫の背表紙の色
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一番好きなのは、新潮文庫です。
何しろ、中・高校生のころの愛読書と言えば「新潮文庫総目録」「角川文庫総目録」
だったのですから、家に文庫が6~7000冊あるというのも頷けるでしょう。
(ふつう頷けないか・・・。全部読んでいるわけではないですから。)
高校時代の終わりに、これに「講談社文庫総目録」が加わりました。
目録を読むことで、どんな作家がどんな本を書いているのか、
3行のあらましを読むだけで、本の中の旅をしていたころが懐かしいです。
中でも新潮文庫がいちばん好きなわけは・・・
① なんてったって、豊富な作家とジャンル
② 発行部数が多く、安価で、手に入りやすい
③ 装丁・仕様が好き
というような理由があります。
特に③の部分では、作家別の背表紙の色わけを取り入れたのが、一番早かったはずです。
古くからのファンなら、
夏目漱石の えび茶色 芥川龍之介の グレー
三島由紀夫の オレンジ 川端康成の 紺色
有吉佐和子の 黄緑 「赤毛のアン」シリーズの赤とか
なぜか、大江健三郎氏は 白でした。
白と言えば、実はどの作家も1冊目は「白」なんです。
2冊目から、本人が色を選べるのだそうです。
となり合わせで並ぶ作家の色とかぶるわけには行けないですが
基本的に本人の要望通りになるようです。
そういうところで、上の写真を見てください。
左三冊は、1冊目なんです。背表紙に〇-数字-1となっているのは
頭文字が〇の作家の、何人目で、1冊目という意味なのです。
真保裕一さんが、「2冊目が出た時に色が選べたのがうれしかった」
というようなコメントを寄せていたのを思い出します。
エッセイや、ノンフィクションのこの「1冊限り」の本がけっこう好きです。
いつも読んでいる本の中に、新潮の白背表紙が何冊か入っています。
by lawrence1107 | 2011-05-10 15:20 | 活字かつじ中毒