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独断と偏見の映画評 77

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★★★★・・・絶対見るべし 
★★★・・・一見の価値あり
★★・・・悪くはないけれど・・ 
★・・・私は薦めない 
☆・・・おまけ

【ツーリスト】
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ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが共演するということは
昔流に言えば、アラン・ドロンとオードリー・ヘップバーンが共演するようなもの。
もう少し最近なら、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツが共演するようなもの
(これは、「プリティ・ウーマン」で共演していますが、ロバーツは駆け出しだった)。

だからアンジーが「謎の女」を演じて、デップがただのアメリカ人旅行者で
事件に巻き込まれるという設定が、「それって裏があるんだろ」とすぐわかるところは
仕方ないといえば、そうなんですけど、それは置いておいて、ふたりの豪華共演を
楽しませるだけの、テンポ、アクション、ラブストーリー、脚本、カメラのきれいさ
それぞれに程よく揃っています。

娯楽作としては「及第点」ですね。
主な舞台がベニスだけに、水上の美しさと、迷路のような町、そして豪華な建物、
全部がゴージャスで、日常を忘れるためのような映画です。

スカッとして、週明けに備えよう。  ★★★

【ヒアアフター】
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東日本大震災のために「上映中止」になってしまいました。
最初の津波のシーンが、あまりにも恐ろしくリアルだからだと思います。

津波で臨死体験をしたフランス人の女性ジャーナリスト、
霊能者で、死者と交信できる自分がいやになり、新しい道を歩こうとしているアメリカ人男性、
そして、不慮の交通事故で双子の片方を亡くして、一人ぼっちになるイギリスの少年。

この3人を静かに丁寧に、オムニバス的に描きながら、
終盤一気にイギリスで、奇跡の遭遇に持って行くストーリーの運びは
イーストウッド監督の独断場。脚本もすばらしくいいですね。

魂の救済とか、死後の世界を描くという新しい方向へ進んだ
スピルバーグ+イーストウッドのふたり・・・

たくさんの方に見ていただきたかった作品です。  ★★★★

【塔の上のラプンツェル】

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1937年の世界初の劇場長編アニメ映画(当時は漫画映画と呼ばれていました)
「白雪姫」から幾多の転換期・低迷期を経て50本目の長編アニメ作品が本作です。

「トイストーリー」の監督を務めたジョン・ラセターをディズニーに迎え、
「美女と野獣」の音楽チームと組んで展開される、グリム童話の新しい世界・・・

ストーリー、キャラクター、音楽、日本語チーム、どれもすばらしく、
僕の中では、ディズニーの3本に入る映画になりました。
(ちなみに「シンデレラ」「美女と野獣」「塔の上のラプンツェル」です)

3D上映もしていますが、2Dで観ました。
2Dでも3Dを前提としての構図が多用されているので、かなり楽しめます。

大人が見られるアニメといえば、やはりディズニープロの底力はたいしたものですね。
大ヒットしてほしい映画です。 ★★★★

by lawrence1107 | 2011-03-20 17:25 | 映画マイラブ