カテゴリ:活字かつじ中毒( 49 )

2013年の本読み その8

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『なぜあの時あきらめなかったのか』

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著者から直接いただいた本なので、懸命に読みました。

27人のアスリートたちが、栄光をつかみ、第一線に上り詰められたのは
「あきらめなかったから」
誰しも才能に恵まれ、環境に恵まれて高い成績や地位をつかんだわけではなかったのです。

ロンドン・オリンピック前に書かれた本ですから、少しタイムラグを感じる部分はありますが、
ドキュメンタリーとして、スポーツを極めた人たちがどういう生き方・考え方をしたのかが
客観の目からよく描かれていると思います。

連載ものをまとめた物だからと言って、浅いわけではなく深くなりすぎない
ギリギリのところで抑えているのが読んでいてよく分かります。
一人につき7ページ前後で語ることは、とても難しいと思う、
それを温かくかつ、一歩離れた視線で語る著者独自の文体には好感度大です。

こういう本をスポーツする高校生たちに読ませたいですね。
一流は一日にしてならずが分かることと、特別な才能に恵まれて天才児だった人たちだけが
メジャーになっているのではないことを教えてくれますから。

取り上げる人物への視点が、とてもユニークで好きでした。
まとめられたときに書かれたんだと思いますが
各人の項、最初6、7行太字で綴られた文章の密度の濃いことよ。
この文章こそ、この本最大の読みどころかと思えます。



『相性』

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三浦友和さんの書いた本。
百恵さんの旦那さんとして、もう30数年やってきて、最近ですか
「百恵さんの旦那さんの、友和さん」ではなくて、俳優・三浦友和という固有名詞に
なって、独立して自覚できだしたのは。

そのあたりの苦悩も、苦労もストレートに書かれてあるし、
俳優としての転機、妻に対する思い、責任、そして子供たちへの愛情が
本いっぱいにあふれています。

これを読んだら三浦友和のファンになること間違いないでしょう。
だって本当に等身大で、自分をありのままに描写していますから
スターではなく、一人間俳優・三浦友和さんが、そこに現れるものですから。

大ベストセラーに成ったらしい本ですが、興味本位の部分よりも、
男の生き様として読めます。
女性からも好感度 ↑ ↑ になること間違いなしですね、いい本です。



『タモリ論』

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この本が出版された直後に、「笑っていいとも」の打ち切りが発表されました。
そういう時流と、タモリという「休まない怪物」のお笑いについて知りたいと
思う人たちが、たくさん買ったのでしょう、この本を。

そして、その多くの人たちが「タモリ論」ってタイトル反則でしょ?
と思ったに違いありません。
なにせ、タモリや「笑っていいとも」について書かれているのは半分程度で
それ以外は私的なお笑い論や、ビッグ3と呼ばれる
ビートたけしと、明石家さんまのお笑いについて書かれているんですよ。

そりゃ、タモリとの対比としては分かりますよ。
そして、ふたりとどう絡みながら、独自の路線を築き上げてきたのかを
書きたいという気持ちも分かりますが、百歩譲っても「タモリ論」などという
タイトルにしてはいけません。

「平成お笑いビック3」ぐらいがベストなタイトルでしょう。
そしサブに、~私の好きなタモリの笑いの秘密~とでも入れれば
クレームは少なかったでしょうのに。

すらすら読めますが、実りの少ない新書のひとつです。
「笑っていいとも」の終焉を予測したところままではすごかったのですが。




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by lawrence1107 | 2013-12-23 13:21 | 活字かつじ中毒

2013年の本読み その7

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『やせれば美人』

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この本は面白かったですよ。
結婚した頃は、158センチで50キロ前後だった奥さんが出産の度に
太り続けて、ついには80キロ越えへ。よくありそうな話です。

そして出てくるダイエットという、女性の必須アイテムのような言葉とブーム
それについて、1章一つのダイエット方法とそれに対する結果、
そして考察が入るという面白いエッセイです。

男性の視点に男性読者は頷けようし、女性読者は「あー、私もあるある」と
同調意識を持てるのもこの本の楽しみの一つです。

月刊女性雑誌に毎月載るダイエット特集の秘密とか、
結局のところ、ほんとに効いたダイエットはないだの、俗説は本当かなど、
読者を刺激することを忘れません。

英和辞典でdietを引くと、痩せるという意味は載っていないなどと興味は付きません。
そしてタイトルの「やせれば美人」の深さがよくわかります。




『短歌のレシピ』

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歌人・俵万智さんが、1章に一首優秀作を選び、各賞で2つの作品を添削指導して
こういうふうにすれば、同じ言葉を使っても、味わいが深くなるなどの
「プロの手の内」を惜しげもなく披露してしまった、これまたいける作品です。

鑑賞として、優れた歌のどこがいいのか
どう手を加えれば、厚みがますのかなど
先を想像しながら気楽に読めて、結局、
「やっぱり、プロには勝てないわ」と思ってしまう腕がすごいですね。

手の内こんなに見せても大丈夫?
マネできないから大丈夫よ、ほほほ、という声が聞こえてきそうな本でした。



『回文堂』

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これまた、絶対真似できない本です。
上から読んでも、下から読んでも同じ意味で、語呂の組み合わせになる言葉を
作っては、絵を入れて本にしたという気の長い話の本。

「何時でしょう」「4時出んな~」
「浮気に突進、嫉妬賑わう」
「みのもんた、普段物見」
「素敵、カエル煮る絵かきです」

なんて文が60本近く載っているだけなんです。
さらさらと読むだけなら、20分もかからないでしょう。

でも、どうやって考えたんだろうと思いながら読むと時間かかりますよ。
そういう人のために「回文が出来るまで」というエッセイが4編書かれています。

本を作るというのは、一筋縄ではいかないものなんですねぇ。


【今日のタカヒロくん】

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ディーンさんのシャンプーやマッサージを担当させていただき、
懸命に英語でコミュニケーションを取ろうとしていました。

その懸命さがいじらしく、みんなの人気者なタカヒロくんなのでありました。





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by lawrence1107 | 2013-11-08 18:11 | 活字かつじ中毒

いま、読んでいる本たち

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本ネタが進まないと思ったら、完読せずに、読みかけては
また新しいのを読み始めてという、併読状態になっていました。

いま、読んでいる(止まっているのも含めて)本を全部出して、
何冊途中+進行形なのか数えてみる・・・。


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高知新聞の夕刊に毎週1回2年間で100回連載された、
洋画のコラムです。この方の文章の流れ、短い中に思い入れをどう語るか
とても勉強になります。そして懐かしい映画を顧み、未見の映画に夢馳せる。


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これまた映画本ですね。
石川三千花さんのイラスト入り映画シリーズの1冊です。
絵もさることながら、名作でもバッサリ切り捨てたり、
意外な見所を教えてくれたりと楽しい絵本のような本です。


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三浦友和さんが書いた(語り写らしいです、文に不自然な脈絡多し)
本だから、これも映画本かな?
22歳で引退した百恵さんの旦那さんとして、それから一度も喧嘩をはたことがないんだそうです。
その秘訣をインタビューでいつも訊ねられると、仕方なく「相性ですかね」という。
興味深い語り本です。


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先週で終わった「半沢直樹」の原作本。テレビ化につられて買ったのではなく
文庫本の新刊時に買っていました。
この装丁と、タイトルから「銀行員の人情もの喜劇」と勝手に思っていたのですが
ぜんぜん違いましたね。テレビがどういう風に脚色されたのか楽しみに読んでいきます。


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サービス業って、「どんどん技術を売る」から、「サービスを売る」に移行しています。
自分ができていて完璧という意味ではないですが、
いちいちスタッフに注意するより、こういう本を読んでくれたらわかってもらえるのでは?
と思って買った本です。初級編から上級編まで使えそうな本です。


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こちらは、最上級編の「お・も・て・な・し」の本です。
リッツカールトンという奇跡のホテルで、何がなされているのか、
そういう秘密が覗けます。薄い本ですが元は取れそうです。


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町の本屋さんって大変なんだということが、身にしみてわかる本。
でも、「こんな本屋があったらいいな」と本好きが思っているような本屋さんを
作りたいというのも本屋さんの夢なんです。どうしようもないメガ書店の脅威に
どう対抗していくのかは、何業においてもきっとヒントになるはずだと。


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この本は、「面白いです」
タイトルがちではありません。
男性の筆者から見たその妻のダイエット生態と、雑誌やテレビのダイエットネタの
作られ載せられる戦略等にも触れられていて興味深いです。


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世界の巨匠といわれている監督たちの監督術について書いた本です。
まだ1章だけですが、なかなか興味深い分析で書かれていて感心しました。
好きな監督、好きな作品の作られた秘密を知りたいものですね。


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新潮文庫から新刊で出始めて完結した国民的作家・吉川英治さんの「三国志」
死ぬまでには一度読むべき本として、この物語が延々と多くの作家に筆を取らせる
魅力を知ってみたいと思います。「宮本武蔵」では壮大さに驚きでしたが、
それを上回るといわれるスケールのこの本に期待しています。全十巻です。


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歌人・俵万智さんが、「ここまで手の内見せていいの?」を思わせるぐらい
自分の作品の作り方と、こうすれば持つと味わいのある作品になりますよ
という添削指導までしてしまった本です。短歌好きでなくても、
プロとはこういうものとして読めて、興味深いです。


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これも映画本。和田誠さんと三谷幸喜さんの対談というだけで、記憶の天才の
対談だとわかる人には面白い本。1本の映画を細かいディテールまで語りつくして
脚本や監督術、演技術に驚く本です。ビデオの発達した時代とはいえ
二人の記憶力はすごい、の一言なんですわ。


あれあれ、12冊も併読していますね。
順繰りに終わらせていきます。
感想ご期待ください。





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by lawrence1107 | 2013-09-25 15:10 | 活字かつじ中毒

2013年の本読み その6

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『クリエイティブ喧嘩術』

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タイトルからして、イカシテいます。

クリエイティブは、一人で作れない
クリエイティブは、妥協したら終わり
クリエイティブは、業界常識への挑戦
クリエイティブは、視聴者の既成概念の破壊
クリエイティブは、今までなかったものを創造すること

それらのために、大友監督が発想したこと、考えたこと、
自己との格闘、観客に観たもことないものを魅せたいという執念。

これらが具体的な作品作りとリンクしながら判るように
書かれています。

何かを作る人、作りたい人必読の書ですね。
喧嘩とは、妥協せずに、意見をたたかわせ合いながら
任せていくこと、これはどんな世界にも当てはまるんじゃないでしょうか?



『手塚治虫がねがったこと』

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手塚治虫さんが亡くなられて、半年後に書かれた1989年の作品です。

きっとですが、今まで書かれた幾多の手塚さん研究書の中でも、大人にも為になり、
読み返してみたくなり、こどもにもこんな風な意味が込められているんだ、
という幅ひろい読書層に、納得感のある書は珍しいのではないでしょうか?

平易な文章で書かれていますが、意図的かふりがなはほぼ見当たりません。
ジュニア新書の読者層は中学生より、高校生なのでしょうか?

テーマの区切り方に興味がもてて、手塚さんの原点・視点を各章2~3作品を取り上げ、
ストーリーを追いながら、解説していきます。
「3人の゛重要人物゛」では、手塚漫画のマイ・ベスト3をあげ、
そこからすべては始まったということを特徴的に描き出しています。
3人とは「鉄腕アトム」のアトム、
「ジャングル大帝」のレオ、そして
「リボンの騎士」のサファイアです。

そのあとも、「戦争体験の原点」「宇宙からの眼差し」「伝奇ロマンにひそむもの」
「いのちをめぐる現実」「歴史の中のひとりひとり」「生命は何のために?」と続きます。

手塚さんの入門書としても、研究書としても素晴らしい内容で、
ジュニア新書に入れておくのがもったいないほどの充実した内容です。


『なぜ彼女に「気品」を感じるのか    オードリーになれる50の小さな習慣

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中谷さんは、やはり本作りの天才だ、と感じる1冊。

オードリーとサブタイトルにあるだけで、手に取ってみる
日本人の心理を巧みに利用して、オードリーのような
「気品ある女性になるために」の50の小さな習慣を
短い文章で、見事に展開します。

本が不得手な女性に「読んでみる?面白いよ!」というのに最適な本。
もちろん、男性にもチキンと読めばお役にたつ本です。

サブタイトルと50項目の重なり具合が少ないために
★が3つだけの評価にとどまりました。






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by lawrence1107 | 2013-07-21 06:32 | 活字かつじ中毒

2013年の本読み その5

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『伊良部秀輝』

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●筆者の伊良部選手に対する、思い入れの深さはよく理解できます。
 ポスティング制度を作るきっかけになった、大した選手であるということなんです。
●マスメディアで、ヒールにされたまま、天国へ行かせたくなかった。
 だから近くでよく知っている、筆者が「ホントの伊良部」をみんなに知ってほしかった。

そんな本です。
筆者・団野村さんの喋りをライターが文章にして本のカタチにしたんでしょうね。
不必要な繰り返しや、踏み込みの足りない自殺したことへの記述内容、上手くない構成など、欲求不満だらけでした。

僕自身誤解だらけだった、伊良部選手の実像に少しふれられたのだけはよかったかも?
何故高知FDに在籍したかも分ったし、すぐに辞めた理由も分りました。



『失敗は、顔だけで十分です。』

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これだけ、大きい文字で1ページを1ネタで終わらせ、
それを本にするということだけでも偉業です。
読みやすさバツグン、30分~1時間で1冊読み終えて
残るものは、500円で笑えた~という満足感です。
500円損したと思わせない所がすごいんです。

老眼鏡の要らない本ですよ。

きみまろさんの声が聞えてくるようなリズムに
ついついはまってしまう本でした。傑作ですね。


『店販の教科書』

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店販とは、美容室が店で販売する頭髪化粧品などの事です。
美容室オーナーですから、読んだのですが、
この本に書いてある内容は、他業種の物販やサービス業の方にもおおいに
参考になるだろうと思って、取り上げました。

ハーゲンダッツが高いのになぜ売れたのか?
その仕掛けをした張本人が、明かすものが動く秘訣・法則には
読み応えがあり、いろんなヒントがたくさん隠されています。

実験済みの人の購買する心理などの分析が面白く
また美容室の事にも詳しいので、記述に無駄がありません。
聴きたいことをこれだけ全部乗せてくれている本も、また珍しいものです。

これを見た美容室のオーナーさん、読まないでね(笑)。



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by lawrence1107 | 2013-06-20 06:48 | 活字かつじ中毒

2013年の本読み その4

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『にんげん蚤の市』

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大女優・高峰秀子さんのエッセイですが、
エッセイを書き始めたのは女優業を引退してからの事のようです。

いわゆる大女優なありそうなエピソードではなく、
いかに彼女がやりたくて女優をしていたのではなく
家族を養うために女優という仕事をしていたのか
それゆえ、渾身の演技もできたのかな?
と思わせるような部分が感じられて、とても興味を持って読めました。

庶民的感覚を最後までもつてままの大女優だったから
あんなに庶民的な役が出来、演じることで多彩なおんなをやれたんだと感じました。

好きな映画のエピソードや、人物が登場し、昭和調の歯切れのいいものいいが好感度よし。
亡くなられた今も再版され、読み継がれている秘訣が理解できました。

人生経験の機微を知る人の文章だな、と。
多くのエッセイが、薄っぺらく感じてしまいました。


『采 配』

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選手時代は三冠王3回という記録を打ち立て、45歳まで現役を続け
中日の監督として現場に復帰してから、8年間で4回の優勝そしてすべてAクラスという成績で
勇退して行った落合監督が現役時代多くを語らなかった監督業について、大いに語った書です。

オレ流と言われ続けた選手時代、監督としての8年間、
多くを語らなかった理由も、本書でわかります。

監督業とは「勝負の機微を読み、采配を振るうこと」とでもみまとめればいいのでしょうか。
いちいち納得させられる一流の人ならではの本です。
「勝利の方程式」ではなく「勝負の方程式」だと言い切ります。
前著「勝負の方程式」も読みましたが、この「采配」の方がすべてをぶちまけている分
面白いのは間違いありません。

監督・指導者とは?
考えさせられる一冊でした。


『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える』

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高校生まで漫画しか読んだことのなかった著者が、
大学生活4年間で1000万円使って1万冊の本を読んで、人生がどう変わったか
ということを80のパートに分けて書いた本です。

半分以上の項目に、頷け、本を読みたくなります。
本を読まない人にとっても、そういう構成の本になっています。
手にトリさえすれば、読んでしまえる本です。

そして、本好きになること請け合いでしょう、な本です。

本には、その書いた人の経験した人生や叡智が詰まっている、
それを数時間で疑似体験でき、それが千何百円で買えるとしたら、いかに安い買い物か
という説には頷けますし、大いに賛同します。

ただそれだけ読む時間が取れなく、ペースが遅いだけのことだと
言い訳の一つもしたくなりました(笑)。






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by lawrence1107 | 2013-06-02 06:12 | 活字かつじ中毒

2013年の本読み その3

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『仲代達矢が語る日本映黄金時代』
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ちょうど高知新聞の夕刊に「達の記」という連載が始まって、仲代達矢さんに注目していたところに
「永遠の人」という、仲代達矢さんが木下恵介映画に招かれた作品を見てしまったタイミングと
合い、この本が新聞の書評で取り上げられていたので、自然と購入してしまいました。

著者は、春日太一さんになっていますが、喋りを構成したという意味では、仲代さんも共著と
言ってもいいぐらいの存在感なのです。

大スターとしての地位はないものの、あらゆるタイプの映画であらゆるタイプの巨匠監督に呼ばれ
舞台と映画を60年間ずっと両立してきた、巨人だということを改めて見直しさせられました。

そして、出演作のかなり多くを見ていることにも驚きました。
最初は高校生の頃、黒澤映画の「用心棒」「天国と地獄」で印象をつけ、
大学時代には「人間の条件6部作」一挙上映なんてイベントに出て、9時間半見続け、
その後はリアルタイムで、「華麗なる一族」「不毛地帯」という大作へと。

そして「影武者」「乱」・・・・。

仲代さんの生い立ちから、巨匠たちとの仕事、今の映画界に対する苦言まで
頼もしく一気に読めます。素晴らしい本だと思いました。


『小さな美容室が大きな美容室に勝つための5つの法則』
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これは美容室版の「もしドラ」でした。
美容室バブルの時代(1995~2005年ぐらい)に当たった店を多店舗化したものの
大手チェーン店や、低価格店にやられ、スタッフは辞め、自分と奥さんだけになるという
辛苦をなめたころ、ある紳士と出会い、ランチェスターの法則というものに出合い
それに忠実に店を変えて行っていると、段々独自のサービスができる自分らしい店になれ
大きさに負けない店を創れたという、実話なのに、寓話の構成を装った物語。

著者の講演会に行くために事前の予習として読みました。
これも3時間で一気読みできましたが、書いてある内容は一気には出来ない濃いことでした。

ランチェスターの法則、それに立ち戻らなければなりません。


『祭ジャック・京都祇園祭』
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年に1、2冊は読みたくなる不思議な魅力の西村京太郎さん。
作品のペースは落ちず、いまだ作家マネーランキング1位を独走中ですってね、すごいんです。

作品の質が落ちないのもすごいです。
それは、初期の社会派的問題作の視点は薄くなったものの、
この作品にしてからが、京都の祇園祭を舞台に「爆弾を仕掛けた」という脅迫状から
一気に叩き込ませて読ませる話術には見事なものがあります。

大学時代を過ごした京都が舞台だということが、読むきっかけになったのですが
祇園祭の歴史やしきたりに関する調査の濃さは半端ないもので、
それが犯罪にいちいち関わってくるので、素晴らしい構成力だと言うしかありません。

社会的問題ではなくても、犯人像に必ず「いま」が入っているのがこの人のすごいところです。
やはり、中盤からはたたみこまれて、一気に終わってしまいました。
また半年後あたりに1冊読むのかな?



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by lawrence1107 | 2013-05-06 06:05 | 活字かつじ中毒

2013年の本読み その2

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『新・野球を学問する』

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PL学園から早稲田大学へ進学するつもりだったのに、ドラフトで巨人に指名されて
入団し、巨人のエースになり、晩年大リーグ・パイレーツでも投げた桑田氏の本です。

桑田氏が、高卒から大学院を受験する資格を取り、
憧れの早稲田大学の院生になり、1年間研究した、スポーツ科学研究科での
「野球道」についての発表を通じて、感じた「野球とは?」が書かれています。

なぜ、野球の練習は、しごきや連帯責任がいまだにあるのかなど興味深い研究です。

WBCのテレビ解説を聴いていて、次期監督は桑田氏にしてほしい、
と思ったのは、きっと私だけではないでしょう。
それだけ、大リーグの経験もあって、知っているから、だけでなく
「野球」自体の事を本当に知っています。

その源泉がここにあることを知り、タイムリーに改めてファンになりました。
3分の1をも占める加筆された部分が、また面白い。
松井の引退、イチローの移籍、体罰問題、松坂は復活できるか
野球とサッカーのビジネスとしての違い、いろんな旬な話題が
お二人によって縦横無尽に切り取られるのが、とても楽しかったです。

超・おススメです。新潮文庫515円・税込。


『独断流「読書」必勝法』

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僕が尊敬する日本語の達人は、故・井上ひさしさんと、この清水義範さんのふたりです。

清水さんには、われらが西原理恵子さんとの共作も多いんです。
講談社文庫の「おもしろくても理科」「どうころんでも社会科」「いやでも楽しめる算数」
「はじめてわかる国語」などの勉強科目シリーズです。

どれも独自の切り口で語りますが、それを処理する西原流もまた独断に満ち満ちなんです。

本書では、清水先生が文学史に輝く名作と言われ、タイトルや作者は知っていても
実際にはほとんど読んだことのない古典的名作を日本の作品と海外の作品を10作ずつ読んで
「この作品の読み方」のコツを伝授した下さるという便利な本です。

日本の作品では、「坊っちゃん」「伊豆の踊子」「細雪」「陰獣」「高野聖」「河童」
「濹東奇譚」「暗夜行路」「金閣寺」「万延元年のフットボール」の10作品。

海外の作品では「ロビンソン・クルーソー」「ガリヴァー旅行記」「ハムレット」「嵐が丘」
「罪と罰」「谷間の百合」「黒猫」「ボヴァリー夫人」「若い芸術家の肖像」「魔の山」の10作品。

全部読み終えてるのは、僕は2冊だけ、「坊っちゃん」と「伊豆の踊子」の短い2編だけなんです。
あとは「金閣寺」を途中まで。それ以外は「罪と罰」を持っているだけですね。

でも、それらをあたかも読んでしまったような錯覚にさせる「読み方」を伝授してくれるので
物書きの力は偉大です。ますます、清水先生を尊敬してしまいました。

付録に「読書の秋にお薦めの10冊」「泣ける話10作」「王道ミステリー10作」と
これらも充実しています。本(小説系)好きなら、必読の1冊ですね。

講談社文庫・660円・税込み。



『世界の猟奇ショー』

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唐沢俊一+ソルボンヌK子の夫婦コンビによる、猟奇シリーズ2作目。
ブックオフで105円でつい買った文庫本でしたが、これがまた「よくぞ、ここまで集めた」
というほどの、ネタ満載の本なのです。

いわゆる、猟奇ネタなので、エロ・グロ色もあることはありますが
前篇漫画で、笑いとばしているので、読後感は爽快です。
ナンセンス的笑いに満ちています。

唐沢せんせの蘊蓄付き教養ネタと雑学を、ものの見事に漫画化するコンビの夫婦って
普段どんな会話をして、生活しているんだろうと思われるような、ギリギリのラインばかりです。

この本、シリーズのようですが、絶版になっているのかな?
ネットでも出てきません。でも、雑学とおとぼけネタには、苦笑しっぱなしです。
ブックオフさん、こんな希少本でも105円。素晴らしい。

玄冬舎文庫。480円・税込み。




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by lawrence1107 | 2013-04-24 11:49 | 活字かつじ中毒

2013年の本読み その1

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『風の払暁』

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「風の払暁」=かぜのふつぎょう とは読めますが、聞いた事もない単語です。
国語辞典で引くと、「もう少しで夜が明けきろうとするころ」とあります。
なるほど・・・

満州を舞台にした小説が好きでした。
五味川純平さんの「人間の條件・全6巻」や、なかにし礼さんの「赤い月・全2巻」などです。

でもその多くは、敗戦前から始まり、敗戦までの栄華と敗戦の時の混乱、を描くもの。
前者は見えない戦争の中で「人間とは」と闘い抜いた戦士の物語で、後者は
引き上げてくるまでの満州をリアルに描いています。

どのようにして満州国が誕生し、朝鮮との諍いの背景や
日中戦争から敗戦にまで至ったのかを書いた小説には巡り合えていなかったため、
この長編のサブタイトルの「満州国演義」にはしびれました。

今、この本は7巻まで進んでいます。
昭和3年に始まり、7巻では16年。
敷島家4兄弟の、それぞれの戦争と国とのかかわり方を、4つの角度から描きながらも
否応なしに、戦争の流れに巻き込まれていく、すごさがひしひしと伝わってきます。


期待に違わず、重厚な内容で、実在の人物が縦横無尽に表れては、
敷島4兄弟と絡みながら進む、という展開にはまっております。
次は2巻目。早く次が読みたい、こんな気持ちにさせられた小説は、久しぶりです。

2週間に1冊、間に2週間はさんで、7カ月で読破しようと企んでいます。


『間抜けの構造』

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ビートたけしさんの、ベストセラー。

タイトルからして、行けてます。
人間関係でも、漫才でも、映画でも必要な「ま=間」について、考察し、毒舌でぶった切る
「間抜けな人たち」の行状を描きます。

たけしさんの本は、浅く読めば簡単だし、深く読めば哲学的でもある。
彼の映画とある意味同じです。

そんなに急ぐなよ、みなさん、そして日本、という「たけし笑い」が聞えて来そうです。
よく売れる本だと思いますが、中味もしっかりしていますよ。


『山中先生に人生とiPS細胞について聞いてみた』

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理科の化学や物理が苦手な人【=自分の事】にもわかる、
ノーベル賞受賞者の山中伸弥先生の、唯一の自伝です。

驚くほどわかりやすく、親しみやすいのに驚きます。
外科医なのに手術が下手で、研究畑に行った理由など、微笑ましいものがあります。

iPS細胞というものが、世の中の役に立つために特許も取らなかったという先生の人柄が
にじみ出てくるような、人生訓や物事を成し遂げるということには、人との出会いや運が
モノを言い、手柄は自分のものでしないですよ、という下りが新鮮です。

後半には、インタビューが付いていて、iPS細胞の問題点や、これからどのように医療に
役立って行くのかが分かるようになっていて、中高生にもぜひ読んでもらいたいな、という本に
仕上がっています。

こういう発明(発見)というのは、偶然と、必然の重なりだということもよくわかります。





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by lawrence1107 | 2013-02-17 06:47 | 活字かつじ中毒

38年ぶりの貸し出し

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市役所に行く用事があったので、ふと、隣りの図書館へ行ってみようと思い立ち

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高知市民図書館に寄りました。

入るのは、3年ぶりぐらい。

本は、買うもの、並べるもの(笑)主義な僕にとっては、図書館はあまり興味のない所かもしれません。

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2階に上がるる階段の、威容はなかなかの歴史があります。

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入ってすぐの分類ボード。

これ、38年前の高校時代と変わっていないんじゃないかな?

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おお、

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おお、

この両壁全部、本っていうのがいい。

大きい本屋さんでも、ブックオフでも、この偉容はありますが、

人の数の少なさと、異様な静けさは他では、ないものです。

久し振りなので、ぐるぐる回ってみると・・・

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あらゆる新聞のコーナーがあります。

日刊工業新聞…山田智彦さんの小説を読んだ新聞です。

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なんと、全国のタウンページ、ハローページが整然と並んでいます。

ここに来れば104に聞かなくても、調べられるんだ。

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英会話や、朗読モノの仮説と図書もあり

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郷土コーナーという、高知県関係の本を集めたところもあります。

やなせたかしさんの本や、青柳裕介さんの「土佐の一本釣り」も入っています。

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ちょっとですけど、マンガのコーナーもありますよ。

以前は手塚治虫さん中心でしたが・・・・

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棚の向こうの静寂では、勉強している人たちがたくさん座っています。

大学受験組ではなさそうです。

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やっとお目当ての「文学のコーナー」です。

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本屋さんにも、ブックオフにも、なかった本をやっと見つけてしまいました。

さすが図書館。

船戸与一さんの「満州国演義」シリーズ。1巻から7巻まで全部ありますね。

順番はそろっていないけど・・・。

この本、文庫にならないんです。もう発行して7年ぐらい経つんですけど・・・・。

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高校の時以来の利用登録をして、結局、借りたのはこの3冊。

2週間以内だそうで、高知市の図書館ならどこへでも返却可だそうで、

延滞金はないそうです(笑)。

2週間で読めるかな?それが一番の心配ごとです。



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by lawrence1107 | 2013-02-03 06:14 | 活字かつじ中毒