カテゴリ:手塚治虫100( 20 )

手塚治虫100 その16「鉄腕アトム・地上最大のロボット」

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


何位に居るのかご覧ください。 なおの応援お願いします。 熱気を込めて、ポチッ。



8ヶ月ぶりの「手塚治虫100」です。
この調子だと、100まで行くのに、何年かかるんでしょうね(笑)?

d0162564_18363384.jpg

これは、僕が小学2年生のときに買った、カッパコミックスの「月刊・鉄腕アトム」です。
1964~1966の3年間毎月1冊刊行されました。

それの17冊目、18冊目なんです。
生まれてはじめて買った漫画本ですね。

d0162564_18545789.jpg

そして、その1ページ目と2ページ目の見開きです。
この2ページだけで、ストーリーのイントロの多くを語っていますね。
驚きです。全部で178ページの物語です。
当時で言うと、大長編ですね。

漫画の月刊誌「少年」に1964年6月号から、1965年1月号まで8回にわたって連載されています。
1回当たりだいたい23ページぐらいの連載です。

d0162564_18591761.jpg

2ページ目に、この世界で強いロボット7人と戦って勝つために作られた
地上最大のロボット、プルートウを紹介します。
7人のロボット、所属の国名と仕事と名前全部いえますか?

d0162564_191214.jpg

一人目、スイスの山案内用ロボットモンブランは、たった2ページ、
始まってから4ページで、破壊されます。このコマ割りとストーリー・テリングの見事さ。

d0162564_1935786.jpg

二人目は、スコットランドの執事ロボット、ノース2号です。
博士の執事をしているようです。

手が6本あり、その手がプルートウにもぎ取られると、
そこから、こんな機械のような手が出てきて戦闘用になります。
ここいらは少年の心をつかむのに十分の要素ですね。

d0162564_1975681.jpg

この間に、アトムとは二度絡むのですが、
誘拐されたウランを取り戻しにきた南の島で、トルコのロボット力士ブランドが
モンブランの仇を討ちにやってきます。

モンブランとの決闘は熾烈を極め、唯一破壊シーンのない戦いです。
瀕死の状態で勝ち残ったプルートウは、動けなくなり、主人を呼んでもらう恩義を
アトムに受けます。

d0162564_1910860.jpg

5人目はドイツのロボット刑事ゲジヒトです。
日本にアトムを尋ねてきます。事情聴取というようなカタチで。
そして日本で、対決となるわけですが、ゲジヒトは、ゼロニウムという超合金で
体が作られているため、プルートウの角から出る電磁波が効かないのです。

「私の体にはも電磁波は効かないと言っただろう」と高笑いしたとき、
プルートウは角を左右に大きく捌き、ゲジヒトは真っ二つに壊れてしまいます。
油断大敵というやつですね。

因みに、このゲジヒト刑事、後の石ノ森章太郎氏の「ロボット刑事」の造形に
かなり影響しているのが、見て取れます。
この頃の手塚さんは本当に「漫画の神様」だったのです。

d0162564_1071180.jpg

そして舞台はギリシアの神殿。
ヘラクレスという唯一仕事がはっきりしていないロボットとの対決です。
ロボット馬とともに、「勇士」とだけ書かれていますから、
古代ギリシア・戦闘ショーをしているスターなのかもしれませんし、
古い神殿を守るスタッフなのかもしれません。

勇士ヘラクレスは、プルートウの弱点を発見しますが、
そこをついているときに油断をして、腕をもぎ取られます。
こうなると、勇士は自分の首をミサイルにして、手を飛ばし、
両足で、プルートウの角を踏みつけ、動けないようにしておいて
自爆し、相討ちを狙います。

だが、プルートウは勝ち残ります。

d0162564_10125929.jpg

10万馬力の自分では勝てないと感じたアトムは、
「100万馬力にしてください」という願いを、お茶の水博士にしますが
「強いだけがロボットではない」と諭されますが、あきらめきれずに
天馬博士に100万馬力の改造をしてもらいます。

このあと、パワーアップしすぎたアトムが一時おかしくなるコミカルな場面もあります。

d0162564_1016390.jpg

6人目のオーストラリアのイプシロン、このロボットが一番人間くさく
描かれていてファンも多いのではないでしょうか?

仕事が、なんと「孤児院の先生」なんです。

d0162564_10174513.jpg

100万馬力になって、ちょっとおかしくなったアトムが、誤って深海の底に沈んでしまい
それを救出に来た、プルートウとイプシロン・・・

ブランドとの戦いのときの、貸しを返すためアトムを救いに行きます。

プルートウは重いため、海底のぬかるみにはまったところを
そのまま沈んでいくのを放っておけば、自分は戦わなくてすむ、
でもロボットとしては、助けなければいけない、と悩むイプシロン。

光子ロボットという、光をエネルギーにするロボットだけに
エネルギーは無尽蔵なんです。
結局、イプシロンはプルートウを救い出します。
そして、このシーンが弱点を見せてしまうことにもなるのです。

d0162564_10225239.jpg

プルートウがイプシロンとの戦いを挑んだのは、太陽の出ていない深夜の時間帯。
自分を慕って出てきた子どもを救うべく、手だけを残して、
「光…光・・・ひかり…」といいながら、爆発してしまうイプシロン。
いろんな物語から、手塚さんがヒントを得ていることはお分かりでしょう?

d0162564_10263351.jpg

アトムとの戦いは阿蘇山で行われました。
対決の最中に、噴火が始まります。
人命救助のために、噴火をとめようとするアトムと、戦いを続けようとするプルートウ。

でも戦いは、噴火を沈めて殻で石じゃないかというアトムの提案に乗ったプルートウは
協力して大きな岩を運び、噴火を鎮めてしまいます。

プルートウに芽生える「善意の心」
アトムとの対決を拒否し、主人に初めて逆らうも、プルートウを作った博士が
200万馬力の巨大ロボット・ボラーを作り、決闘させてしまいます。

この博士実は、もともとプルートウの主人サルタンの召使ロボットだったんです。
サルタンのロボットに対する考え方を気づかさせるために、プルートウを作ったんだとも。

d0162564_10335663.jpg

こうして、人間たちが作った、おろかな最強ロボットたちの決闘は終わります。

このラストシーンの1コマに託されたメッセージの重さは、全鉄腕アトムのテーマでもあります。
テレビアニメでこの作品は2週に分かれて放送されました。

このシーンのバックにかかる「アトムのテーマソング」が今でも耳に残っています。

※因みに、この物語をオマージュを捧げた名作「プルートウ」は、手塚さんの息子・眞さんと、
大ファンだった浦沢直樹氏によって、リメイクされた作品です。





おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


何位に居るのかご覧ください。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。
[PR]

by lawrence1107 | 2013-12-18 10:37 | 手塚治虫100

手塚治虫100 その15「空気の底」

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


何位に居るのかご覧ください。 なおの応援お願いします。 熱気を込めて、ポチッ。



手塚作品様々あれど、人間のダークな部分を描いた作品群が手塚さん中期の終わりの頃にあります。
例えば「アラバスタ―」、「人間昆虫記」、「奇子」、「MW」など。

その中でも、16本の短編全部が「アンハッピー・エンド」な本作は、
短編の名手は、しっかりした長編も描ける人なんだ、ということを実感させてくれる1冊です。

空気の底で蠢くちっぽけな人間たちの世界!息が詰まるような日々の暮らしの中で、
若者たちの満たされぬ愛と、やり場のない怒りが、しだいに人々を追い詰めていく!
問題作を多数収録した、異色の短編集! これがネット上に説明された文章です。

1968~1970年にプレイコミックに連載されています。
大人向けの雑誌ですから、当然「ザ・クレーター」とは似た趣向でも味わいが違います。

d0162564_15222513.jpg

表紙からして、おどろおどろしいでしょう?
これは、「猫の血」のイメージからの表紙画なのでしょうか、怪奇性を感じさせます。

d0162564_15274484.jpg

表紙を除くと16ページの短編が16本読めます。
同一のテーマ・主人公・時代ではなく、全く別々の設定の短編集になって
1冊の本を構成されています。

d0162564_15304319.jpg

各短編のランスとシーンが、いかにも映画らしいものがたくさんあります。
これは1本目の「処刑は3時に終わった」のラストシーンです。

ユダヤの秘薬を手に入れるために、博士とその看護婦たちを全員調べては殺し
ついに突き止めた、秘薬をなめて臨んだ死刑の場。
秘薬とは、時間を遅くさせる薬なので、銃を発射されてからでも十分逃げれると踏んで
処刑に臨んだナチス将校だったが、自分の動きまで遅くなることを知らなかったため、
銃弾から逃れられず、放たれた弾が体にめり込むまで描写された作品のラストです。

d0162564_15363218.jpg

これは「ジョーを訪ねた男」のラスト。
ベトナム戦争で敵の爆弾に倒れた、白人将校と黒人兵ジョー。
黒人兵ジョーの臓器を白人将校に移植して、将校は生き残る。
ひどい差別主義者の将校は復員後、そのヒミツを知るジョーの家族の元に現れ
祥子の手紙を焼き払う。

そのスラム街知る「輸血は殆ど、俺達黒人が金のために血を売ったもんだ」
と聞かされ、自分の命の中に黒人の血が流れていることを認め、涙して感謝する、が。

白人を恨んでいるスラムの住人たちは、気持ちを入れ替えてジョーの家を出てきた
将校に一斉に銃を放つ。

d0162564_1556298.jpg

この「うろこが崎」も、公害問題を取り上げて、衝撃のラストシーンを描きます。

d0162564_1558378.jpg

「猫の血」では、原爆問題を取り上げ、このような目を背けたくなるシーンを描き出します。
本当の戦争で九死に一生を得た手塚さんからすれば、すらすらと出てくる怒りの絵なのでしょう。

d0162564_1604539.jpg

後半はやや、SFなストーリーが続きます。
ロボットの懐妊や、兄妹同士の愛などです。

これは、最後の1篇「ふたりは空気の底に」の中のシーンです。
日活ロマンポルノらしき実写の写真を合成するという手法を取っています。

d0162564_1642197.jpg

このラストシーンだけが、「ロミオとジュリエット」的に写るかもしれませんが
核戦争で、地上の空気が生きてゆけない空気になった状態のところへ
自由を求めて、飛び出す二人が、息が出来なくて死に、

「今度生まれるなら、こんな濁った空気の底じゃなくて、
あの広い星の世界のどこかに住みたいねぇ…」と言って、死んでゆく悲劇なのです。

ダークな手塚さんの作品には、重いメッセージがたくさん詰まっています。




人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


何位に居るのかご覧ください。 なおの応援お願いします。 熱気を込めて、ポチッ。
[PR]

by lawrence1107 | 2013-04-15 06:04 | 手塚治虫100

手塚治虫100 その14「火の鳥・未来編」

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。


人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


何位に居るのかご覧ください。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。




d0162564_1457691.jpg

火の鳥 (漫画) - Wikipediaより。

初出:『COM』(1967年12月号 - 1968年9月号)
西暦3404年。時間軸で考えた場合の火の鳥の結末にあたる作品。
地球は滅亡の淵にあり、地上に人間はおろか生物は殆ど住めなくなっていた。
人類は世界の5箇所に作った地下都市“永遠の都”ことメガロポリスで
超巨大コンピュータに自らの支配を委ねた。

メガロポリス「ヤマト」と「レングード」の対立に端を発した核戦争勃発で、
地球上のあらゆる生物が死に絶える。
独り生き残った山之辺マサトは火の鳥に地球復活の命を受ける。
マサトは永い孤独と試行錯誤の中で、結局、生命の進化を見守るほかないことを悟る。

肉体が滅び意識体となったマサトは、原始生命から、
再び人類が文明を生み出すまで、生命の悠久の歴史を見守り続ける。

結末が黎明編へ繋がるような展開となっており、「火の鳥」全編の構成を示唆している。


この画像は、最初にまとめられた時の「火の鳥・未来編」の表紙です。

最初に買ったのは、僕が中学生の時です。この本ではなく、
箱入りにパラフィン紙がかかった(以前は特別な本には、パラフィン紙をかけてあったのです)本でした。
当時780円は、僕の1か月の小遣いをほとんど使わなければならない額で、先行した「黎明編」と
2冊を買ったら、1か月半分のお小遣いが消えたという「絶対欲しかった本」だったのです。

d0162564_15232214.jpg

「火の鳥」シリーズは、きっと上製本、文庫版、全集版、コンビニ本版、
そして、このシリーズの復刻版と、最低でも5タイプの本を揃えていますが、
部分的にはもっとあるかもしれません。


Wikipediaにストーリーがありましたが、この2作目「未来編」がきっと長編の中では
一番人気がないのではないのでは?と思うのです。

なぜか、哲学的であり、輪廻転生の物語になっており、「未来編」の3034年の物語のラストが
3世紀の倭の国の「黎明編」に続くという不条理的わかりにくさ、からです。

つまり「火の鳥」終わりの物語であり、始まりの物語なのです。

d0162564_1535881.jpg

ファーストシーンは、ハワイの海で恋人と遊ぶマサトの情景です。
これは、タマミというムーピーが映し出している幻想だとわかります。

d0162564_15372457.jpg

地球は、地上に棲めなくなり、地下で5つの国がコンピュータの支配のもとで
ルールを作り、生き延びています。
ロックは、その長官役で、ムービー遊びをしているマサトを叱責します。

d0162564_15392437.jpg

地上では、「火の鳥」の狂言回しである猿田博士が、地上のカプセルの中で
動物たちと暮らしており、火の鳥と話をしています。

d0162564_1540544.jpg

ヤマトの国のコンピュータ・ハレルヤは、他国との戦争を決定し、長官ロックに命令します。

d0162564_15415291.jpg

地上で戦争を知った猿田博士は、「核戦争で地下に逃げ込んで生き延びたのに
また、核戦争を地下でするのか」と嘆き苦しみますが、歴史は繰り返されます。

d0162564_15463650.jpg

火の鳥から、人間が消えた地上に、人類が甦るまで見届けるようという命を授かったマサトは
不死の体で、生きながらえながら、滅亡から誕生まで壮大なドラマを見て行きます。

d0162564_15485169.jpg

老人(何千歳、何万歳)になっても、生き続けなければなりません。

d0162564_15525169.jpg

三十億年も生きて、「神」と呼ばれるまでになってしまいます。
肉体も滅び、生命体としての存在だけになってしまうのです。

d0162564_15532154.jpg

そして、2作目のラスト近くにして、「火の鳥」シリーズのテーマが明かされます。
「火の鳥」の正体は、火の鳥の中に入って地球を見守ることになった
マサトの魂の物語だったのです。

こうして、火の鳥は過去と未来を行き来しつつ、段々と現在に近づいていく壮大な物語として
大河ドラマのような、流れを作り始めるのです。

2作目にしての、この構想。
凄いとしか、言いようがありません。

d0162564_1550135.jpg

「黎明編」の有名な火の鳥狩りのシーンに戻ってしまいます。

僕は読むたびに思うのですが、この作品の少し前に、
あの至高のSF映画「2001年宇宙の旅」の美術監督をキューブリックに依頼されながら
仕事の多忙とアニメの借金の為、ハリウッド行がならなかった手塚さんの「悔しい気持ち」が
作品に随所に表れているのを、見て取るのが痛々しく思えてなりません。





おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。


人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


何位に居るのかご覧ください。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。
[PR]

by lawrence1107 | 2013-03-08 06:50 | 手塚治虫100

手塚治虫100 その13「鉄の道」

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


何位に居るのかご覧ください。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。



なかなか、進まない連載もやっと13回目です。

今回取り上げる作品は、これです。

d0162564_175787.jpg

「鉄の道」という作品です。
昭和37年1月の「小学6年生」から始まり、
そのまま「中学生の友一年」に連載が続いて翌3月までの連載でした。

当時は学年誌(小学館と学研にありましたね)が強い時代でした。
今残っているのは、1年生からの低学年と、「蛍雪時代」だけおないですか?

d0162564_1794121.jpg

タイトルはジョン・フォー時監督の「鉄の馬」から取ったものらしいです。
内容からすると、シルクロードを旅する少年の物語ですから、「絹の道」なのかもしれませんが
少年の成長譚ですから、向かっていく心を鉄の心として「鉄の道」でも、いいかな?と。

この文字が、映画の影響受けていますよね。

d0162564_17125435.jpg

さて、イントロはローマ帝国から始まります。
アキレタスという強い英雄が、東を目指します。征服のために。

d0162564_17141421.jpg

日本から、遣唐使の一人として中国にわたって来た少年タケルは、恐いもの知らずの少年で
虎退治もお手の物で、中国全土に名が知られていきます。

d0162564_17155556.jpg

シルクロードをヨーロッパに向かう商隊に加わり、西を目指すことになります。
このページぶち抜きの、ワイドスクリーンこそ、この時代の映画的ですね。

d0162564_17174449.jpg

旅の途中、大きな竜巻に襲われても、

d0162564_17183618.jpg

隊長の座を奪った、悪役タン・メンに車輪に縛られても、めげません。

d0162564_17193849.jpg

そして、ローマから来たアキレタスとの対決。
この3つのシーン、たいてい「さて、来月の展開は、いかに?」というコマなんですね。
必ず、来月はどうなる?来週はどうなる?が、王道でした。

d0162564_17222263.jpg

このコマもそうですね。
宿敵タン・メンとの対決はいかに?が最終回へ向けての期待をあおります。

d0162564_17234041.jpg

2年連載ぐらいのつもりで始めたのでしょうか?
でも、手に取るように、手塚さんが「面白くなくなった」というのが読んでいてわかるんです。

そうそうと、こういう結末で、当時はやりの西部劇のように、渡り鳥(流れ者)として
タケルが去っていくシーンで、ハッピーエンドにしてしまいました。

かと言って、並の漫画家ではない手塚さんの作品です。
読み応えありですし、読み飽きもしません。




おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


何位に居るのかご覧ください。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。
[PR]

by lawrence1107 | 2012-11-30 06:03 | 手塚治虫100

手塚治虫100 その12「一輝まんだら」

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


あなたの、その「ひとポチ」が、励みです。  何位に居るか、ポチッで覗いてみてね。




1974年9月から、1975年4月まで、半年間「漫画サンデー」で連載された、
手塚治虫さんの実在の人物を描く大河ドラマモノの「未完の作品」です。

d0162564_15442963.jpg

こう見ると、1巻なんてコメディみたいですが、れっきとした歴史大作なのです。

1900年の中国を舞台に物語は始まります。
義和団事件、欧米の中国支配が始まる中で、日本も清国最期の時期に侵略を考えていたころです。

d0162564_1548041.jpg

主人公は、タイトルにもあるように、思想家・北一輝なのですが、
コメデイレリーフとして、この娘・姫三娘(き・さんじょう)が、歴史の中を生き抜くさまを
描きつつ、それに実在の人物を絡ませて登場させていくという手法です。

晩年の「陽だまりの樹」「アドルフに告ぐ」でも、同様の手法で、実在の人物を描いています。

d0162564_15515272.jpg

まず、ふとしたことから義和団に入り、頭領に惚れてしまいます。

d0162564_15531732.jpg

ですから、清国政府が崩壊したときに、欧米諸国の追手を逃れるために
三娘が命を賭して、大活躍します。

三娘は惚れやすいが、カラダを許してはいけない体質(男の裸を見ると、殺してしまうトラウマがある)
なので、あちこちと、男の友達が出来てしまいます。

d0162564_15561876.jpg

挙動不審で捕まえた、お巡りさんなんか、土佐の高知の出身なんです。

d0162564_1557098.jpg

王太白という革命に燃える青年とも、「男の友情」で繋がってしまいます。

d0162564_15575450.jpg

日本軍の将校とも、危機の中を抜け出し、恩義を受け、日本へ逃げる船に日本の
子女の服装になって載せられますが、中国人を差別する日本人に怒り、すぐばれてしまいます。

d0162564_1603466.jpg

革命に生きるか、体制に流されて生きるか、いつもこれは若者の、また人間の命題です。

d0162564_1612413.jpg

そしてやっと、北一輝が登場するのが2巻目の37ページ。

全体では350ページめぐらいに当たります。
きっとこの「一輝まんだら」全10巻ぐらいな長編の構想で描いていたのでしょうね。

d0162564_1641232.gif

一輝の人物像を定めて描く前に、半年が過ぎてしまったようです。

d0162564_1645777.jpg

第一部完了のシーンですが、このあと「あとがき」に。

第二部では、日本の軍閥の跋扈と退廃、北青年の失意と上海での執筆活動、そして二・二六事件の
青年将校の蜂起、という核心に移していきたいと思っています。どこかで連載をやらせてくれないでしょうか。


と書き残しています。


このあとを読みたい、とても好きな作品です。





おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


あなたの、その「ひとポチ」が、励みです。  何位に居るか、ポチッで覗いてみてね。
[PR]

by lawrence1107 | 2012-11-05 06:41 | 手塚治虫100

手塚治虫100 その11「マコとルミとチィ」

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。


『マコとルミとチィ』

d0162564_18251119.jpg

昭和54年8月~56年10月号まで17回にわたって、「主婦の友」に連載された作品です。

手塚治虫さんの作品群の中に、自伝ものと言われるグループがありますが、それは

基本的に、幼少期~戦後までのものであり、ほとんどが戦争抜きでは語れない物語です。

そういう意味では、この作品のように、ほぼ事実を、それも手塚家の3人のこども

眞=マコ、るみ子=ルミ、千以子=チィ、の育つ過程そのまんまを漫画にしたという珍品です。

d0162564_18342371.jpg

先日読んだ「父・手塚治虫の素顔」に書いてあったことと、完全に一致するんですよ。

親からみた子供たちと、子供が認識している親とがこれだけ一致する事も珍しいんじゃないかと?



d0162564_18385135.jpg

長男・マコが誕生するところから、物語は始まります。

このシーンだけ見たら、「火の鳥」や「ブラックジャック」のように生命の尊厳がテーマみたいな

漫画になりそうですが、本作はも一話ごとに楽屋落ちがある「ドン・ドラキュラ」のようなタイプのコメディです。

d0162564_1841538.jpg

お産を終えたばかりの、手塚さんの妻(初登場)の思い・・・

d0162564_18424252.jpg

仕事に追われる漫画家の父親の父親になりきれない当分のイメージ、

とてもよくわかります。名シーンだと思います。

このあと、しばらくマコと両親のドタバタがあります。

いちいち、「あ、これも、あれもあったな」と思い出せるエピソードに手塚さんの観察力のすごさを感じます。

d0162564_18435441.jpg

マコに妹が出来るシーンです。

これは、こども心を描いてみごとです。

d0162564_18461485.jpg

その下に、また女の子が出来るシーンです。

ふたりの気持ちがよく描かれていると思います。

d0162564_18471084.jpg

ドタバタと終わってしまったのは、もっと主婦の視点で描きたかったと

手塚治虫さんがあとがきに描いているように、男視点のドタバタ漫画になってしまったが故の

うちきりだと思うんです。そういう意味では前半と後半のテイストが違う失敗作と言えますが

前述のように、オトナになってからの私小説ならぬ、私漫画はこれ一作ですから、とても貴重である

ことには、異論の持ちようがありません。



おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。
[PR]

by lawrence1107 | 2012-09-05 06:23 | 手塚治虫100

手塚治虫記念館④ アニメ制作

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。



d0162564_16393690.jpg

2階のぬり絵コーナーでは、ちつちゃい子たちが一所懸命、

アトムやウラン、リボンの騎士やレオなど、40~50年前のキャラクターの絵を

塗っていました。キャラクターって永遠なんですね。改めてすごいと思いました。

d0162564_1642124.jpg

さて、地階のアニメ工房です。

向こうに、手塚さんの虫プロ時代の仕事場の様子が再現されています。

d0162564_16431220.jpg

30分でアニメ作りにチャレンジするコーナーです。

d0162564_16434439.jpg

最初は、アニメ作りはいいかと、既成のソフトで遊んでいたのですが、

周りのこどもたちがしているのを見てやりたくなり、チャレンジすることにしました。

d0162564_16445793.jpg

アニメ作り、スタートです。

d0162564_16455843.jpg

まず人物の下絵です。

d0162564_16455238.jpg

重ねて透けるようにして、動きの違う絵をもう一枚書きました。

d0162564_16463457.jpg

色鉛筆で、背景を書きます。

当然ですが、一番乗り。この間3分程度。

d0162564_16481310.jpg

係の方に提出して、コンピュータに取り込んでいただいています。

すると、

d0162564_1649184.jpg

鉛筆で描いた絵が、スクリーンに出てきましたよ。

d0162564_164939100.jpg

背景も取り込んで、完成です。

d0162564_16501581.jpg

こんな感じで動く、2コマのぱらぱらマンガアニメなんですね。

同じことなのに、5分ぐらいそれから遊んでいましたよ。



d0162564_16511862.jpg


いやぁ、大満足の3時間。

皆さんも4回にわたってお付き合いいただけて、ありがとうございました。

ところで、このキャラクター、全員名前言えますか?

僕は8割ぐらいですかね?

これからまた、作品を読む楽しさが増してきましたよ。   (おわり)



おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。
[PR]

by lawrence1107 | 2012-08-20 06:39 | 手塚治虫100

手塚治虫記念館③ 出版物

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。



自分の家にも、かなりな蔵書があり、「手塚治虫作品棚」があるのですが、

こちらは当然それ以上の、レアものもたくさんたくさん、並んでいます。

d0162564_1154164.jpg

かなり古い

d0162564_1155686.jpg

赤本(こども向け貸本)時代のもののようです。

d0162564_11555110.jpg

う~む。

マンガ少年時代の、「ジャングル大帝」ですね。

キャラのイメージがだいぶ違います。

d0162564_115623100.jpg

アトムの初期の頃です、ね。

熱狂して読みましたよ。

d0162564_11584824.jpg

アニメと、実写を合成した実験的アニメの「バンパイア」

主演は、水谷豊さん。

d0162564_120083.jpg

これ持っていました。

手塚さんがプロデュースして作った月刊マンガ雑誌「COM」

「火の鳥」のほかに、「悟空の大冒険」まで漫画化していたんですね。

d0162564_1221329.jpg

大人向けのアニメ映画=アニメラマと名付けられて公開された、「千夜一夜物語」

手塚治虫が大人向けの映画を作ったこと自体が、すごいことでした。

とても中学生が入れないイメージの、色気たっぷりの看板でした。

d0162564_1244946.jpg

続く2作目は、もつと入れないだろう「クレオパトラ」でした。

原作本と、レコードを買いました。主題歌は今を時めく、由紀さおりさん。

クレオパトラの声は、中山千夏さん、シーザーには、ハナ肇さん・・・

d0162564_1265420.jpg

「森林大帝」。台湾か中国で出版されたものでしょう。

d0162564_1271718.jpg

これは、懐かしの月刊鉄腕アトムのカッパコミックス版です。

これは小学校あの低学年で買いましたよ。

今もほぼコレクトしていますが、印刷が悪いものも多いです。

d0162564_11212667.jpg

これも懐かしい。

小学館から出た、「手塚治虫全集」当時¥240。全50巻。

鉄腕アトムが全20巻(現在別巻に収められているもの、「アトム今昔物語」は当時書かれていません)、

「ジャングル大帝」「リボンの騎士」が各3巻。

「ふしぎな少年」「白いパイロット」が各2巻、

「グランドール」「鉄の道」「勇者ダン」「フィルムは生きている」が1巻で出て、

最後に、突然「地球を呑む」が全3巻と言う具合。

当時、月500円の小遣いで、毎月2冊出る全集を買い、のこりの20円で暮らしたものです(小6)。

d0162564_1613312.jpg

現在手に入る手塚作品が全部そろっていて、その上読み放題な図書ブース。

ふつうの図書館以上に整然としていて、静かないい空気に満ち満ちています。



おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。
[PR]

by lawrence1107 | 2012-08-18 16:03 | 手塚治虫100

手塚治虫記念館へ② 原画

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。



今までにも、高知などの催し物ごとで、手塚治虫さんの原画は見たことがあります。

特に「鉄腕アトム原画展」なんかを見たときは、本当に倒れそうなほど興奮したものでした。

さて、いよいよ、入館です。

d0162564_12172112.jpg

入口には、手塚キャラのおもちゃや、フィギュアが並べられています。

アニメ化作品が多かったんだと、実感させられますね。

d0162564_12185823.jpg

手塚さん学生の頃の手書きの本。

僕も天才だったら、こういうの残っています(笑)

d0162564_12201130.jpg

さて、貴重なる原画コーナーへ突入。

d0162564_12202672.jpg

まだ、このころのマンガは、コマ割りが一律で

一定の広さの中で展開する舞台の芝居のような展開ですね。

d0162564_12224499.jpg

手塚さんのメガネ。

そしてベレー帽。よく忘れたという逸話があります。

ド近眼だったというだけ、分厚い黒縁の近視メガネでした。

d0162564_1224654.jpg

長編「陽だまりの樹」のなま原稿です。

これ好きだなぁ。ごく最近にテレビ化もされました。

塗り分けの指示なども、細かくされています。

d0162564_12251699.jpg

プライムローズの原画と、次第にカラーページに仕上がっていく様を追ったもの。

d0162564_12273439.jpg

今でも、僕のブログの中で人気のある「奇(あやこ)子」の原稿。

細かいことに驚く手作業。

d0162564_12291442.jpg

「ビッグコミック」で大人のドラマを切り開いた「きりひと讃歌」

医師という経歴も、こういう作品では活かされていますね。

d0162564_12302310.jpg

あまり知られていない「地球を呑む」

「ビッグコミック」誌で、初めての連載で、このあと

「IL」「きりひと讃歌」「奇子む「ばるぼら」「シュマリ」「MW」と続きます。

d0162564_12341783.jpg

「ブラックジャック」の有名なシーン

安楽死を仕事にするドクター・キリコと、正対する作品は「生とはなにか?」という

少年誌には、重すぎるテーマでしたが、二人の医師を対立させることでわかりやすく理解できました。

d0162564_12362996.jpg

伝説のトキワ荘。

藤子不二雄、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、寺田ヒロオ、水野英子などを輩出した名物アパートです。

マンガ梁山泊と言われて久しいです。



おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ

[PR]

by lawrence1107 | 2012-08-17 12:38 | 手塚治虫100

手塚治虫記念館へ① 到着

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。



d0162564_1864192.jpg

大阪の友人が、休みだから「クルマで案内しますよ」と迎えに来てくれました。

行先は、宝塚の手塚治虫記念館です。

ナビに入れるも、なぜか反応せず、「宝塚駅」に設定しました。

d0162564_187423.jpg

御堂筋を快調に、宝塚へgo。

d0162564_1883530.jpg

阪神高速に入り、快調に飛ばします。

電車で行くつもりだったので、超楽ちんです。

d0162564_1894174.jpg

中国道と合流する辺りで、混んできましたよ。

帰省ラッシュで、混んでいたらしいですね。

d0162564_18103374.jpg

ここは、名神高速と阪神高速が合流する地点。

中国道の起点あたりです。西向けがけっこう渋滞しています。

見たことないような県外ナンバーだらけでしたよ。

d0162564_181271.jpg

のろのろでも進み、宝塚まではもうすぐです。

d0162564_18124820.jpg

「手塚治虫記念館」の看板は見たのに、曲がるところを行き過ぎて

「目的地の宝塚駅」に着いてしまいました。

d0162564_18133437.jpg

お店の方に、道を聞いてくれて・・・一路・・・

d0162564_18141793.jpg

クルマを駐車して、雰囲気のある通りを歩く。

d0162564_18151537.jpg

するともう、その右手の建物が・・・

壁を見ると・・・実物。

d0162564_1816745.jpg

入口の「モニュメント」は、火の鳥です。

d0162564_18165244.jpg

玄関の、手形、足形・・・有名人の・・・

d0162564_18174226.jpg

柱、柱に、手塚キャラのオンパレードです。

d0162564_18182124.jpg

そしてついにチケット売り場のある、入口へ。

期待に胸ふくらませて、いよいよ入館です。   (つづく)


おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


ポチッ、して覗いてみてください。お蔭様での順位。  なおの応援お願いします。熱気を込めて、ポチッ。
[PR]

by lawrence1107 | 2012-08-16 18:19 | 手塚治虫100