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手塚治虫100 その7「奇子」

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しばらくぶりの「手塚治虫100」のコーナーです。

今回はリアルタイムで読んだ、手塚作品の「大人漫画」第一号である

「奇子(あやこ)」を取り上げます。

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このページが「ビッグコミック」を初めて読んだときの連載回です。

時代は終戦から4年後の青森県淀山。

復員した仁朗が、故郷に帰るところから始まる大河ドラマです。

相当忙しかった時代のようで、花火の絵なんか、

かなり簡略化して描いているのが、わかりますね。

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このページも中2の頃に見て、物凄く覚えているページです。

「恭謙、恭謙」

と繰り返す、市朗の性格描写をこの一言で表しいてる見事なページだと思います。

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そして強烈だったのが、このページ。

土蔵に閉じ込められて成長して行った、奇子が、女になるシーン。

それまで、手塚さんは女性の裸シーンを描かなかった人なんです。

しかし、青年コミックスの波の中で、ドラマを描くためには必要と判断し、

「地球を呑む」あたりから、時々登場しますが、「奇子」のこのシーンは当時

衝撃的でした。

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そして、一気にクライマックスへ。

一族全員が、生き埋めになった事故で、奇子だけか生き残って発見されるシーンです。

全員、暗さと息苦しさで、餓死や発狂死してしまいますが、

土蔵で暮らした経験のある奇子だけは、生き残ったという皮肉なラストシーンです。

たった上下2冊の本ですが、小説以上に物語る手塚さんの代表作です。




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by lawrence1107 | 2011-12-12 08:40 | 手塚治虫100