あれこれ、よん読 8

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9月8日以来の 本 についてのブログです。

読んでいなかったわけではありませんが、ネタが多すぎてついつい、後回しになってしまっていたんです。

お待ちかねの方がいらっしゃいましたら、ごめんなさいです。

『巨人‐阪神論』
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巨人対阪神がテレビでも高視聴率を誇り、プラチナチケットと言われていた時代に
対決した巨人のエース・江川卓と、阪神の4番・掛布とは同年齢なのです。

その二人が、引退して解説者になり、野球を外から見るようになってから見えてきたものを対談
する二人のトークバトルという趣向の本です。
現役時代のように、火花を散らすように対談ではなくて、お互いの頃のエピソードを披露しては
「あのときは、こう考えていた」とか「そうなんだ、おれはこうだったよ」という感じです。

今の野球に対しても物申す部分がありますが、日本の野球はきめが細かい、ということで一致。
チームプレイの日本野球と、個人のパワーに頼る大リーグだと考えています。

個人的には好きな二人ですから、楽しめて読めましたが、あの時代を知らない世代が
読んでも「そうだったんだ・・・」だけで終わってしまいそうな本です。
強烈なメッセージはありません。

面白かったのは、二人の対決シーンなどで「あのときは、3-0で、ノーアウトだっただろ」
―いえいえ、4-2で2アウトでしたよ、と編集部の人間がデータを確認すると、ほぼ間違っていたこと。
まことしやかにささやかれていることこそ、記憶の彼方に飛んでいるもんなんだ・・・。


愛のコムスメ操縦術』
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オリンピックで、金メダル、銀メダル、銅メダルを1個ずつ選手に取らせた小出監督の選手への
接し方読本です。タイトルに騙されて「コムスメをうまく操る方法」本ではありません。

高校教師から、一転40代後半で、陸上競技監督業に転身した小出監督の人生訓は
「あきらめなければ、継続すれば、とことん好きになれば、夢は叶う」というもの。

突出した才能よりも、
◎ 負けず嫌い
◎ サボらない
◎ ポジティブ
な選手が、伸びていく。

指導者は、勝ったら選手の手柄、負けたら監督の指導や作戦の失敗、という心が必要である。
叱って伸びる「女子選手はいない」と断言します。

細かい心配りなくして、背なかで引っ張れないで、そのことに夢中に慣れないで
上に立つ指導者は務まらないと、断言します。

後半には、人生相談もついていて、小出監督の人間的優しさが沁み出てきます。
もう来年はオリンピックです。また「金メダルを」と頑張っている小出監督を応援したくなる本です。


『夏のくじら』
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本邦初だろう、本格よさこい小説です。
「君が踊る、夏」(角川文庫)があるじゃない、と言われそうですが、この「夏のくじら」の方が
先なうえに、「君が踊る、夏」は映画のノベライズ本ですから、本来小説ではありません。

驚くのは、土佐弁が完璧であること。
作者のご主人が高知出身者だそうです。

よさこいに参加、それも裏方をやったことのある者にしかわからないようなことを取材して
盛り込んであるのは見事と言うほかない。

高知大学1年になった、祖父母の家が高知にある東京っ子・篤史の5年ぶりのよさこい参加決定から
4月、5月、6月、7月、そして本番の8月と章が分かれていて、よさこい好きには堪らない構成です。

各競演場の様子も微に入り細に入り、書きこまれていて、うれしくなってきます。
これからよさこいのチームを立ち上げたい人たちにも、よさこいに踊り子として参加したい人たちにも
入門指南書として、よく書きこまれています。

小説としては、青春小説だけに、甘酸っぱいにおいが気にかからないでもないですが
内田聖陽さんの龍馬役とともに、高知のうるさ方でも納得な「よさこい小説」じゃないでしょうか。




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by lawrence1107 | 2011-10-28 16:37 | 活字かつじ中毒