独断と偏見の映画評 89
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★★★★・・・絶対見るべし
★★★・・・一見の価値あり
★★・・・悪くはないけれど・・
★・・・私は薦めない
☆・・・おまけ
※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。
【うさぎドロップ】
漫画原作の、芦田愛菜主演と来たから、どうしようかなと思っていましたが
松山ケンイチに期待して観にいくことにしました。いや一番は監督のSABUさんが
理由だったかな、SABU監督の映画1本も観たことなかったし・・・。
おじいちゃんが亡くなってその娘(6歳の女の子)を20代独身の
サラリーマンの「甥」が引き取るというお話。
結婚経験なし、当然育児経験もなし、仕事は忙しく残業続きという生活と
大変な育児を両立できるかというところが、見所の一つです。
ピュアな二人のやり取りには「キュン」とさせるものがありますが、
現実はそんなに甘くはありません。
彼は部署を変わり、残業のない力仕事の部署に移り、育児との両立を目指します。
あこがれのモデル・香里奈も夫を亡くした母親役で出ており、奇跡の恋愛が始まるか、
というところで映画はごまかしてしまいますが、あれだけのダンスシーンを入れるのなら
もっとそこを膨らませて欲しかったのが正直なところ・・・。
子役の演技がさっぱりしていてよかったと思う。
大人の類型的な描き方に物足りなさも・・・。
「親になると、強くなるもんだと思ってた。でも、臆病になるんですね」
共感できるところも、ありました。★★
【シャンハイ 上海】
オールスターです。日米中から主演級がずらり。
太平洋戦争前夜の上海のスパイ合戦と、男女の愛憎が描かれます。
いづれ劣らぬ芸達者な俳優たちの熱演ですが、まずいいのはどこの国にも偏っていないところ。
これは監督の国籍がスウェーデンであることと無縁ではないと思います。
中国人夫婦にチョウ・ユンファとコン・リー。
日本人将校に渡辺謙と、なぞの女、菊池凜子。
アメリカ人の記者に、ジョン・キューザック・・・
芸達者たちの、だまし合い、友情、愛憎・・・・
戦局と愛憎入り乱れた、人間関係がスリリングではあるものの、セリフとアクション中心に
描かれるのが、テンポ的にややしんどく、その反面肩入れしている人物がいない視点なので
どっちへ物語が転ぶんだろうという、危うさも魅力になっています。
この映画の展開やストーリーはさすがに語れません。
字幕を読むのが苦手な人には、セリフが多くて大変な映画かもしれません。
見所満載の、スリリングな歴史/恋愛劇です。★★★
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by lawrence1107 | 2011-08-23 18:04 | 映画マイラブ