井上ひさしさんの「日本語教室」

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【日本語教室】
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敬愛する作家で、最近亡くなられたばかりの井上ひさしさんの

母校・上智大学で2001年に四講にわたって行われた「日本語」についての講義録です。

(長所)
◎井上作品に出てくる日本語言葉への、こだわりがわかりいろいろ面白い。
 こんなことも考えて、知っていて書いているのか。

◎話し言葉をそのまま再録しているので、読みやすい。

◎日本語の成り立ちをあちこちに飛びながら、井上流に教えてくれる。
 時代性のずれはあるものの、ずれていく中身が楽しくて、そのころの考え方がわかり
 興味深いところもあった。

◎視野が世界レベルなので、ワールドワイドに話が展開する分、
 講演ならではの予期できぬ展開(本人も着地点を定めていたのだろうか)にはらはらしつつ。

◎ことばの成り立ちと世界情勢の関係性を知った。

◎スペイン語がなぜ公用語として認めらて行ったのか、という話。

◎日本人が英語をきっちり発音できないわけ、またその反対のわけ。

(短所)
◎書いたもののようには、まとまっていないので、ちゃんとした井上流日本語については
 別な本が何冊かあるので、そちらを読んだ方がいい。

◎内容が時事に触れるところも多く、時代性を感じさせる話が多いので今読むと
 リアル感よりも、違和感の方が多いかもしれません。

◎亡くなられた機に出版されたものだと思われます。
 でも、今まで活字化されていなかったのが、不思議です。

◎講演用の話しぶりなので、ニュアンスに臨場感がなく、楽しめない部分が目立ちました。

◎巻末の井上ひさし作品出版物集に、戯曲物が入っていないのが大変残念です。

(雑感)
◎博識博学というよりも、日本語を愛してやまない井上氏が言いたくてたまらないことを
 後輩に残した講義というような感じで、読みました。愛情の深い人だったんだろう。

◎井上氏のいろんな書物を読んでみたくなります。



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by lawrence1107 | 2011-07-15 13:20 | 活字かつじ中毒