古代文字の面白さ

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昨日ご紹介した、ラーメン店「樂」という文字。

この看板の文字は、当然「樂」とは違いますから、パソコンの変換では出てきません。

これが、古代文字だからです。

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古代文字について書かれた「漢字の気持ち」(新潮文庫・380円)

は、なかなか面白い本でした。

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最初の「樂」という時の看板文字になんとなく似ていませんか?

この文字は「響」という字の古代文字形です。

よ~く見たら、そんなに見えてくるでしょう。

「食卓を囲んで、人と人の心が響き合う」という意味が込められた文字です。

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さて、この文字はわかりますか?

そう「絆」という文字ですね。

現代ではいい意味に使われることがほとんどで、きっと漢字一文字人気ベスト10を

やったら、上位に来る文字ではないかと思いますが、本来の意味は

半が、いけにえの牛を真ん中で半分に分けること。それに糸を加えることで

「絆」という字は半分にしたものを糸でぐるぐる巻いて絡めることを意味します。

そこから「義理・人情などのようにどうにも断ちがたいもの」とか

「人の気持ちを束縛する」といった意味合いを表しています。

ですから、常にほだされてずるずると関係を続けてしまうという、

あまり良くない意味も、含まれているということなんです。

半と絆の、半の上のちょんちょんの向きが違うのは、牛を二つに分ける、分けるの

意味が上の八の部分に含まれていると聞くと、納得もいきます。

別読みで「ほだし」とも読むこの字、「きずな」とはコインの表裏のような関係を

両方表すのが、もともとの意味だったようです。

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続いて、この文字は「医」の旧字形「醫」のもとです。

今でも、古い医院の看板に「醫院」という文字を見ることがあります。

組み立てを解くと、箱の中に居る悪霊を祓う矢を投げる行為を意味する酒や薬草

という意味があるのですね。

こうして、意味を一つ一つ重ねていくのが古代文字の特徴で、同じ「医」の元字には

「毉」という文字もあります。昔の医は、呪術だったこともわかります。

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これは「経済」の「経」ですね。

経済のもとは「経国済民」で、その略語なんですが、儒教発想のものから

いわれている言葉で「まず自分の身を修め、次に家庭を平和にし、その後に国を治め

そして天下を安んじなければならない」という意味なのです。

そういう意味では、今の日本の政治や経済は誰のためのものなのでしょうか。

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さいごは、これ。漫画みたいでしょ。

「喜」という文字です。

神に祈るとき、太鼓を打って歌って舞い神をよろこばすという意味が

文字の形を見ているだけで、想像できるではありませんか。



さて、最初の「樂」という文字ですよね。

僕が想像するのに、人と人が向かい合って、団子のようなものを火にかけて

焼きながら向かい合って、徳利のようなものに酒を入れて酌み交わし

楽しく食べるというような感じが浮かび上がってきませんか。


日曜の朝から、薀蓄(うんちく)を傾けてしまいました。


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by lawrence1107 | 2011-06-05 08:00 | 活字かつじ中毒