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独断と偏見の映画評 73

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★★★★・・・絶対見るべし 
★★★・・・一見の価値あり
★★・・・悪くはないけれど・・ 
★・・・私は薦めない 
☆・・・おまけ

【酔いがさめたら、家に帰ろう。】
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ほぼ同時公開の「毎日かあさん」と一緒にブログでアップしたかったんですが
もうこちらの方が、終わりそうなので、一足先に書いておきます。

西原理恵子さんの元夫・鴨志田穣さんの原作によるものの映画化。
「毎日かあさん」と内容がかぶるところ-というより
同じことを、元夫側から書いたのが、この作品で、
元妻側から描いたのが、「毎日かあさん」だということで、楽しみです。

高知では公開が遅れました。
本来なら、高知の劇場でかからないタイプの映画でしょう。
「毎日母さん」の公開2週前に上映されたのは、西原さんが高知出身だから
という、地元関係映画という位置づけがあったのだと思います。

さて、映画です。

アルコール依存症になった、元戦場カメラマンの元夫。
彼の病気との格闘と、別れたのにサポートしにくる元妻と家族の交流を描いた映画です。

主人公・浅野忠信(好演)が精神病院で人間性を回復していく過程、
永作博美演じる元妻の、あっけらかんとした「笑い」の抱擁、
この二つが大きな見所にになっています。

精神病院の患者に芸達者がそろい、隅々まで行き届いた映画です。★★★

【白夜行】
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超ベストセラー作家、東野圭吾さんの「最高傑作」と言われる小説の映画化です。
分厚すぎて、原作本には手を出せていませんが、
映画を観て、こりゃ原作傑作だろうな、とまで感じました。

この世界を映像で描いて、原作を超えることも難しいだろうな、とも感じました。

なにせ、犯人が誰だとか、動機は?なんていう問題じゃないんですよ、原作の世界観は。

中でも主人公の女性に扮した、堀北真希さんの熱演ぶりは光りますが
エンディングに向けて、「砂の器」的展開で、犯行の経緯を示すシーンが
意識的に盛り上げて、悲劇の物語にしようという意図が濃く感じられすぎ、やや重かったです。  

チャレンジ精神はオーケーですが、この作品を映像化しようとしたこと自体に疑問符です。★★

【RED/レッド】
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ハリウッドお得意の、スパイ・アクションですが、ひねってあるのは
ブルース・ウィリスが主演なので、リタイアした元スパイたちの活躍というところ。

「エクスベンダブルズ」というスタローンの「引退組」アクションもありましたが
「RED」の方が、頭を使っているかな?というのと、爆発ばかりでなくストーリーもある
という意味では、少し面白いわけです。

アーネスト・ボーグナイン(「ポセイドン・アドベンチャー」など)が元気に出ていた
事を見られただけでも、うれしい映画でした。

でも、どうしてもドンパチに頼らざるを得ない作りですから、
もっとユーモアやアイディアがほしかったですね。   ★★

【GANTZ】
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読んだことはないのですが、熱狂的ファンが多いマンガの映画化第一部です。
地下鉄事故で死んだはずの、主人公たちが、謎の球ガンツに呼ばれて
いろんな星人と戦い、生きることに目覚めていく映画。

二宮くんと、松ケンくんとの共演がなかなかいいアンサンブルを醸し出しています。

いろんな星人の造型がマンガっぽくて、楽しかったですが、
戦いがやや冗長で、もう少し削ってもいいかも、でした。

でも、5月に公開される第二部(完結編)は、一部を観たら観ないわけにはいきません。
飽きずに、観られました。  ★★★

by lawrence1107 | 2011-02-10 15:23 | 映画マイラブ