対談本の面白さ

おかまいない方は、応援してください・・・。
↓ をポチッと、1クリックお願いします。

人気ブログランキングへ

d0162564_16141258.jpg各界第一線で活躍する9人の「一言家」との対談集です。
ホストを務めるのは、藤原正彦氏。そんな人知らないと言っても、ベストセラー『国家の品格』の著者と言えば「あの人ね」というぐらい売れた本ですよね。
この人、国際的な数学者なんです。で、どんな対談をするのか読んでみると、ほとんどが「国語を中心とした日本語の勉強を日本は大切にしなくてはいけない」というところに来るんですよ。
日本語大好き人間である僕にとっては、「天国」または「オアシス」のような本でした。
対談本の愉しみっていうのは、普通なら書かないけど、はずみで言っちゃったというセリフが活字になっていることです。そんなところが幾つもありますよ。
なお題名は「日本人のきょうじ」と読みます。
新潮文庫 460円。★★★★




d0162564_16151688.jpgもう6年前になる30歳になったときのイチローへの、突っ込みの角度がスゴイ糸井重里さんからのインタビュー集です。
テレビの公開録画を収録した本という側面上、観客からの質問も意外性が多いし、糸井さんの突っ込みも鋭い。そこが楽しくてひと晩で読めました。
俗に言う、インタビュー賞というのは、聞き手が下手(したて)で、有名人が上から喋り「ふ~ん」と感心するタイプのものが多いんですが、これは対等以上に糸井さんが自分の興味を中心に進めています。だから、喋っている量はほぼ等しいという珍しいもの。イチローは一つ一つの質問に誠意と意味を込めて、軽々しく発言しないというイメージがあります。難しいフレーズが出た時の糸井さんの瞬発力が素晴らしいんです。常人なら、「はぁ、そうですか・・」と間が空くべきところを、間髪入れず返す名人技を堪能できます。  
朝日文庫 588円  ★★★




d0162564_16144028.jpgこりゃのまたすごいのが登場。トップアスリート16人へのインタビュー集ですが、5つのパートに分かれています。
「エリア」では、バドミントン、サッカー、卓球。「地面」では100メートル走、F1、スピードスケート、アルペンスキー。「空気」では、体操、棒高跳び、スキー・ジャンプ。「水」では、飛び込み、ボート、シンクロナイズド・スイミング。そして「力」では、レスリング、柔道、相撲と続きます。
著者佐々木正人さんは教育学博士。生態心理学という分野の権威らしい。この質問並みじゃないですよ。

「どのぐらいの球種を打ち分けるのですか」(バドミントン)、「パスするとき、空から俯瞰しているように見えているのですか」(サッカー)、「ラケットとボールの衝突の瞬間は見えますか」(卓球)というような質問。
全編こんな質問のオンパレードです。一人ひとりには短いですが、濃い質問ばかりです。
そのスポーツを目指す人、頑張っている人には素晴らしい本なのだと思います。
光文社新書 777円 ★★★★
[PR]

by lawrence1107 | 2010-06-12 00:05 | 活字かつじ中毒