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独断と偏見の映画評 54

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★★★★・・・絶対見るべし 
★★★・・・一見の価値あり
★★・・・悪くはないけれど・・ 
★・・・私は薦めない 
☆・・・おまけ

シリーズ53までは、こちら

【グリーンゾーン】
独断と偏見の映画評 54_d0162564_8232252.jpg主演のマット・デイモンほど、映画によって見た目から変えてしまう俳優というのは、往年のロバート・デ・ニーロ以来じゃないだろうかと思うほど、近頃の彼は「役」にはまり込んでいる。きっと、体型も髪型もしゃべり方も徹底して研究しているのだろう。
本作は「ボーン・・・」シリーズの後2作で組んだP・グリーングラス監督との3度目のタッグ。イラクでの大量破壊兵器を探す部隊の活動をスリリングに描く映画。

「グリーンゾーン」とは、基地ある「安全地帯」のことで、戦場を「レッドゾーン」と呼ぶ。ラスト近く、その「グリーンソーン」の意味がそれだけでないことに気づくと映画は急展開を始める。
緊迫感あふれる臨場状態に興奮を隠し切れない。
★★★


【座頭市 THE LAST】
独断と偏見の映画評 54_d0162564_8352866.jpg1960年代に勝新太郎が演じて大人気を博して、30作近く作られた座頭市シリーズ(・・・というべきか)の最新作にして、最終作。
香取慎吾が映画で、シリアスな役をやるのって記憶にないですが、なかなかよく頑張っています。コミカル演技だけじゃないんだね。
映画全体では、殺陣はなかなかのものであるが、ドラマとなるとあれこれ詰め込みすぎていて、物語が散漫になり過ぎている印象でした。これだけ詰め込みたかったら、できれば2作に分けて映画化したらいいじゃないか、というくらいにエピソードが混在している印象です。
人を描くのに、短いシーンでせりふひとつで分からせられれば132分もにならなかったはず。そこが悔やまれます。
これで、本当にラストになるでしょう。
★★


【RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
独断と偏見の映画評 54_d0162564_8454263.jpg「ALLWAYS 三丁目の夕日」とタイトルは似ているは、ロゴも似ているは、でOKなの?と心配になりましたが、ご無用。同じ会社の企画・製作なので問題はありません。
主演の中井貴一が「ふつうの人間を演じるのが一番難しい」と言っていたように、確かにこの普通の物語を盛り上げるのは難しかったようです。大企業の取締役の椅子を黙約されながら、工場のリストラを命ぜられる主人公。友人の死や、母親が倒れたりで、故郷の一畑電鉄の運転士に転身するという筋立てはいい。
家族や自然や人情というものを大事に生きるというテーマは同年齢として見ると、いちいち感じ入ることばかり。
自然体に戻ることの大切さを教えてくれる映画です。
★★★


by lawrence1107 | 2010-06-02 08:19 | 映画マイラブ